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みんなで守ろうトトロの森 特集【人と地域と繋がろう】

 仕事や親業のしがらみから解放された今だからこそ、もっと自由に人の中へ。共に笑い、共に頑張れる仲間がいたなら、人生は何倍も素敵になります。
 今回の特集のテーマは「仲間」。リタイア世代におすすめの、さまざまな活動をしている団体をご紹介します。
 人生の宝物はいつだって人と人との間にあるもの。新しい仲間を見つけて、充実したひとときを!

狭山丘陵の里山を残そう!
トトロふるさと財団


363.jpg 映画「となりのトトロ」のモデルといわれる狭山丘陵。この「トトロの森」を残す活動をしているのが、「トトロのふるさと財団」だ。
 財団の活動の柱は、お金を出し合って緑地を買い取る「ナショナルトラスト運動」。これまで計13000㎡6ヶ所の雑木林や竹林を取得した。所沢市や埼玉県の協力もあって、取得分を大きく上回る緑地を残すことに成功している。
 雑木林と農家が調和した「里山」の景観を守るのも財団の目指すところ。そのため「トトロの森」の保全だけでなく、地域農業の活性化にも取り組んでいる。後継者不足で荒れる農家の耕し手を育成する「ふるさと農業体験」などだ。
364.jpg 財団の活動に参加する方法はいくつかある。1つは金銭的な援助。会員になって会費を納めたり、寄付をする。もう1つは労働力の提供。ボランティアやイベントへの参加だ。

▲トトロの森で何かし隊
 財団には様々な活動をするボランティアグループがある。「トトロの森で何かし隊」もその1つ。60代の人を中心とした60名の集団で、メインの活動は月に1度の「トトロの森」の保全。毎月第一日曜日に集合し、下草刈りやゴミ拾いをする。また財団が活動拠点として3年前に取得した古い農家屋敷の設備も行っている。現在取り組んでいるのは、母屋奥の建物の片付けだ。
365.jpg 拠点での作業中の「何かし隊」を訪ねた。この日の参加者は8名。建物から古い建具を運び出し、軽トラックに積んでいく。力仕事に汗も光る。一区切りついた後は、母屋で昼ごはんを。メニューはメンバーお手製の手打ちうどん。美味しい食事に自然と頬が緩み、会話も弾む。トトロのふるさとを愛する心で結ばれた人の輪は、和やかで温かかった。

「トトロのふるさと財団」、「トトロの森で何かし隊」基本データ

問い合わせ先:04-2947-6047(財団事務局)
活動場所:狭山丘陵
財団会費:正会員は年額3000円(「何かし隊」に参加の場合も財団会費のみ)
資格:なし
HP:http://www.totoro.or.jp