読み物 - 連載モノ - 熟年のつぶやき - 好評連載②山口君の「熟年のつぶやき」『習い事の習い方』

好評連載②山口君の「熟年のつぶやき」『習い事の習い方』

 私、こう見えても・・・といいましても、世間でどう見えているのか定かではありませんが、飽きっぽい性格です。だから、習い事をしても長続きしません。
 若いころには、日舞やタップダンスを習いました。しかし、どちらも、ほぼ入り口のところで挫折しました。なぜか?要因としては、何か仕事に役立つなら、と漠然としてやっていただけだったからだと思います。
 自分でやっていたのに、どこかでやらされている感が付きまとい、そのプレッシャーに耐えられなくなり・・・最後は挫折。私は昔から、勉強もやらされている時は、身になりませんでした。勉強しようと思った時に、オヤジに「宿題したか?」と言われると、逆にやる気が失せて投げ出して、翌日、先生に叱られたことが度々あります。
 そんな男が、好きになった彼女と同じクラスになった時、惨めな成績だけは見せられないと予習復習を欠かさなかったら・・・クラスで3番になれました・・・頑張っても1番になれなかったところが私らしいですが・・・。因みに2番は、好きになった女の子でした(余分な情報ですみません)。
 勉強も習い事も同じで、本人が本心から興味のないものには、苦痛が付きまといます。だから、興味を持つためには、何処かに意味を見出すのがいいですね。そうすることで、そこには不思議と意欲という欲望が湧き出すものです。これが出てくると自分を動かす原動力に更なる力が加わります。その結果、多くの成果に結びつく事になる・・・なんて良くあるでしょう。
 私が気をつけているのは、何かやらなければという脅迫観念に縛られないことです。やりたくなったらやってみる・・・そんな程度が1番楽しめるスタンスじゃないでしょうか?
 そんな私の長く継続している習い事があります。それが夫婦生活です。「?」と思う読者の方もいると思いますが、この夫婦生活こそ人間として成長するための、私の最優先の習い事です。
 人は人で学び、成長させてもらえます。長く一緒に生活していると、いつの間にか、妻の事を知ったつもりになっている自分がいるのです。しかし、実のところ知らないことばかり。日々変化する人間の良いところ、悪いところに、日々変化して対応できるようになることが私の習い事です。
 これは、家族に広げてみても面白いし、近所付き合いに広げてみれば、さらに勉強になるでしょう。ゴールはありません。今日がよければ明日もいいという保障もありません。だから、いつも情報交換しながら何を考え、何を学んでいるかを聞くことで、私も新しい自分に出会える新鮮な楽しみが生まれるのです。
 私が飽きっぽいからといっても、なんでも、すぐに飽きるわけじゃありません。自分が本当に興味のあるものって長続きしますよ。それが証拠に女房に対する習い事は、既に25年以上続いています。

コント山口君 本名:山口弘和
生年月日:1956年11月23日
出身地:埼玉県
サイズ:162cm68kg
コント作家、 タレント。「コント山口君と竹田君」でお笑いスター誕生(NTV)にて初出場優勝のデビュー。ゴールデンアロー賞新人賞(S59)・日本放送演芸大賞最優 秀ホープ賞(S59)・花王名人大賞(S60、S61)等を受賞する。最近は、舞台の演出や講演にも力を入れる。
公式ブログ:山口君のオヤジっ記 http://blog.livedoor.jp/yamaguchikunblog/
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