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八代亜紀さんインタビュー 特集【永遠なれ団塊シンガー】

スペシャルインタビュー八代亜紀
80歳でライブがしたいの。期待しててね。


昭和46年デビュー、今もコンサートにテレビに精力的な活動を続けているだけでなく、画家としてもその名を知られている。多くの熱狂的なファンをもつ『演歌の女王』の素顔をおとどけする。

歌手として、画家として充実しています

今の仕事のペースは?

「1ヶ月を3つに分けてスケジュールを組んでいます。10日をテレビやラジオに、残りを画家として、という具合にね。以前は、寝る間を削って絵を描いていたの。そしたら体調崩してしまって、当時のマネージャー-今の旦那さんね-と揉めてね。それで今はアイリエでしか描かない事にしたの。そうしたらすべてが充実。上手に時間を使い分けることって大切ね」

みんな元気になってほしいな

昔はトラック野郎の女王とも言われていましたね?

「今、コンサートに来るお客様はお母さんが多いの。お父さんは留守番かしら。亜紀ちゃんに会って、
帰りに美味しいものでも食べて、それで元気になって、また明日もがんばろう、って思ってくれれば嬉しいな」

昭和の思い出は父の姿

八代さんにとって昭和とは?

「歌手八代亜紀としての昭和はもっとも懐かしい時代。私個人の思い出は、子供の頃の両親の姿です。青春を戦争に奪われ、生きていくためだけに働いていた。亡くなった父の姿は忘れられません。コンサートでのこの歌は涙するお客さんもいます」

八代亜紀は今も変わりません

歌手生活を振り返って思うことは?

「デビューから売れない時期があったのね。だけどレコードが100万枚も売れるようになった時、『多くの人が私を応援してくれる! ありがたい!』と思った。そのときの感謝の気持ちを忘れません。八代亜紀はいつも応援してくれるみんなと一緒、昔も今も変わりません」

年齢を重ねて感じることは?
「どんな人にも、心を開いていれば、おのずと相手にも通じる。それは八代亜紀としての経験から教わったこと。人と人との繋がりが大切だということを実感しています」

私は心のメッセンジャー

画家としてのお話を。

「絵は、子供の頃から大好きで歌よりも先に勉強していたの。写実にこだわるのはその心を描きたいから。私は心のメッセンジャーだと思っています。それは歌にも通じることね」

これからの夢は?
「80歳になったら、〔八代亜紀80歳、ナマで『舟唄』を歌う〕。というライブをするのが夢。ドリンクなんか飲みながら。アコースティックな雰囲気がいいかしら。ぜひ、期待しててね。若い人にも来てもらいたいな」

団塊世代へメッセージを。

「この年齢になったらもうジタバタしない。仕事も、家庭も自分でやれることをやったらくよくよしないであとは若い人に任せましょう。きっとうまくやってくれる、と信じてね」


 終始にこやかに話してくれた八代亜紀さん。気さくな人柄に話が弾んだ。心を惹きつける歌のすばらしさはもちろん、人間としての大きさと魅力の持ち主だ。 (聞き手 小泉裕子)

八代亜紀プロフィール
生年月日 昭和25年8月29日
おとめ座 寅年 血液型 B型
出身地 熊本県八代市
昭和46年 デビュー
■主な楽曲■
昭和48年「なみだ恋」 49年「しのび恋」 54年「舟唄」 55年「雨の慕情」「港町絶唱」
レコード大賞他、受賞多数。NHK紅白歌合戦出場多数。
フランス「ル・サロン展」入選 現在永久会員

八代亜紀絵画展
5月28日(木)~6月3日(水)(28日/八代亜紀本人来場予定)
TOBU池袋店 03-3981-2211