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山口君の「熟年のつぶやき」『いつまでも・・・オシャレで行こう』

 オシャレに目覚めたのはいつ頃だろう?確か・・・小学校6年生の頃に、ちょこっと好きになった5年生の女の子に「山口くんは、どうしていつも同じ服を着ているんですか」と言われて、山口少年の心が酷く傷ついたことがあった。
 それまでは、白いトレパンにカーディガンが定番の山口少年。今と違いファッションなんかには、ゼンゼン興味がなかったのだ。似合うとか似合わないではなく、新しいか古いかだけが服装の・・・その頃の基準。
 特別な日には一張羅の服を着て、それ以外はトレパンにシャツ。それで気が済んでいた時代が・・・女の子の一言で済まなくなった。異性を気にするようになった時、ファッションも気になりだした。
 山口少年のオシャレの目覚めは小学6年生の頃で間違いなさそうだ。
 そして、中学生になると学生服だ。皆が黒い学生服だからオシャレに気を使わなくなったというと、これが違うんだな。今度は学生服のズボンをいつもビシっと決めるために寝押しまでするようになった。
 敷布団の間にズボンを挟んで一晩置く。しかし、挟み方が悪いとズボンに2本のラインが入ってしまって、実に格好が悪いのだ。そんな失敗をしながらオシャレに磨きをかけだした中学時代には、今度はヘアースタイルまで気にしだす。
 すべてが、女の子に良いところを見せようとする・・・男の下心がオシャレにさせたのだ。ここまでくると他の男子とのライバル心が顔を出す。同級生が詰襟の所にバッジを付けてきたら負けずにバッジを付け、学生服の第1ボタンを外したら、負けずに外して少しだけワルぶったりした。
 オシャレ感覚を磨くのは、他人の目を気にすることと他人を気にすることから始まる。つまり、見られていることを意識して、見ることを意識する・・・これが基本でしょう。
 こうして流行を気にしだし、情報を欲するようになってきた青年時代。
 しかし、ホントのオシャレに気付かされたのは、妻と結婚してからかな・・・。どんな流行モノでも自分に合わなければ意味がない。それまでは、自分に似合うとかいう前に流行りだからと身に付けたり、ブランド物だからと着込んでいたが・・・妻の視点は、着込んだ服装が似合っているかいないかだけ。
 結婚して陥るのは・・・他人を意識しなくなることだ。変にオシャレして妻から「他に女性がいるの?」と疑われるのが面倒になり、オシャレに気を使わなくなる。これは問題だ!
 幾つになってもオシャレで行こう!自分の妻がオシャレでいつも若々しくいることや、自分の旦那がオシャレで他の女性からも関心を持たれることに、互いに喜び合える関係ってオシャレでしょう?
 50歳を過ぎて若さを保つ秘訣は、ファッションや生き方のオシャレに気を使いあうことだと悟った次第です。

コント山口君 本名:山口弘和
生年月日:1956年11月23日
出身地:埼玉県
サイズ:162cm68kg
コント作家、 タレント。「コント山口君と竹田君」でお笑いスター誕生(NTV)にて初出場優勝のデビュー。ゴールデンアロー賞新人賞(S59)・日本放送演芸大賞最優 秀ホープ賞(S59)・花王名人大賞(S60、S61)等を受賞する。最近は、舞台の演出や講演にも力を入れる。
公式ブログ:山口君のオヤジっ記 http://blog.livedoor.jp/yamaguchikunblog/
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