読み物 - 生きる - 「テクテク・カミカミ・ニコニコ・ドキドキ」で 「健康寿命」を延ばそう

「テクテク・カミカミ・ニコニコ・ドキドキ」で 「健康寿命」を延ばそう

健康寿命とは?
 「いくつになっても健康で自立した生活を送りたい」という願いは誰でも共通でしょう。現在、日本の平均寿命は延び続けていますが、健康で自立した生活を送ることのできる期間はどのくらいなのでしょうか? この期間を「健康寿命」といいます。厚生労働省の発表では、平均健康寿命は男性71・19歳、女性74・21歳で、平均寿命との差は男性で約9年、女性12・5年です。つまり、それは要介護や寝たきり状態など、自立した生活を送ることのできない期間が平均して9~12年あるということを示しています。この期間は、平均寿命が延びるにつれ長くなっているのが実情です。
 このまま平均寿命が延びれば健康上の問題だけでなく医療費や介護費の増加が国にとって負担になることから、厚生労働省が音頭をとって「健康寿命を延ばしましょう!」という運動をしています。これは、家計にとってもこの寿命の差の拡大は大きく響いてきます。いかに「健康寿命」を延ばすかは大きな課題と言えます。

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健康寿命を延ばす4つのコツ
 それでは、健康寿命を延ばすにはどうしたらよいのでしょうか? 日本成人病予防協会では「健康寿命」を延ばすための生活習慣のコツとして、「テクテク・カミカミ・ニコニコ・ドキドキ」の4つを提唱しています。
【テクテク】歩くのは体に優しい手軽な運動。肥満や動脈硬化を抑え、足腰を鍛えることができます。米国ハーバード大学の研究チームの調査によると、1日1時間、少なくとも30分の速足ウォーキングは糖尿病リスクを減少させるといいます。
【カミカミ】食事はバランスよく、しっかりかんで食べることが健康な体づくりの基本。和食は健康食。和食でよく使われる海藻、野菜、魚、大豆、きのこ類、ご飯等をまんべんなく摂る事は、健康な体を作ります。
【ニコニコ】笑うことでストレスを発散させ、免疫力がアップし、自律神経が安定します。ある調査によると、小学生は1日平均300回笑うが、70代では1日に2回程度しか笑わないということです。積極的に暮らしに笑いを取り入れる必要がありそうですね。
【ドキドキ】期待したり、感動する時間を持つことは脳に刺激を与えます。人生を退屈なものにしないために、何歳になっても趣味や生きがいを持ち、家族以外の友人や知人とも交流を維持したいものです。

ピンピンコロリを目指して
 私たちの多くが望むのは、ただ長生きするだけでなく、亡くなる直前まで元気に活動する「ピンピンコロリ(PPK)」の人生であり、不幸にして長期の寝たきりになって亡くなる「ネンネンコロリ(NNK)」ではないでしょう。生涯現役で、健康で長生きするために、体の事をもっとよく勉強し、健康寿命を延ばす生活習慣を心がけたいものです。