連載 小さな旅 - 昇仙峡

昇仙峡

ここは天下の名勝圧倒される奇石・奇岩の数々


古くから知られる景勝地

 日本有数の景勝地『昇仙峡』は、山梨県甲府盆地の北側、富士川の支流、荒川の急流に削り取られた花崗岩の断崖がそびえ立つ美しい渓谷だ。この川の源には山岳信仰を受けていた金峰山があり、甲府方面から昇仙峡を通過し金峰山頂に至る修験道の道として御嶽道が存在していた。江戸時代から多く文化人が往来し、山岳信仰のみならず甲斐の名所としてその名を馳せた。
 渓谷の始まりは大正時代に築かれた優美なアーチ橋、長潭橋(ながとろばし)から始まる。その先のの能泉地区から仙娥滝の間が渓谷のハイライト。春にはミツバツツジ、初夏の新緑、秋には紅葉など、色鮮やかな四季の草木に彩られる。また、渓谷沿いの遊歩道を散策すると数々の珍しい岩を楽しむことができる。

昇仙峡影絵の森美術館とほうとう

 仙娥滝近くにある。昇仙峡影絵の森美術館はぜひ訪れてみたいポイント。世界的な影絵作家、藤城清治氏の影絵作品を中心に展示。美しくも幻想的な世界に浸ることができる。  そして山梨甲府といえば、ほうとう。昇仙峡近辺でも、いたる所で味わう事ができる。味噌仕立てで、小麦粉のざっくりした太い麺が特徴。野菜の滋味がたっぷり染み込んだ素朴で優しい味だ。そして最近話題のB級グルメ甲府鳥もつ煮。甘く濃厚な醤油ダレで照り煮したその味は、一度食べたら病みつきになる。

1.長潭橋(ながとろばし)
大正14年に竣工したアーチ橋で、昇仙峡の玄関口として親しまれている。
昇仙峡観光協会
2.石門(いしもん)
巨大な花崗岩に囲まれた石門は先端がわずかに離れスリリングな不安定さを満喫できる。
昇仙峡観光協会
3.仙娥滝(せんがたき)
地殻の断層によってできた。高さ30mの壮麗な滝は新緑から紅葉、雪景色と四季にその美しさを装う。
昇仙峡観光協会
4.昇仙峡影絵の森美術館
開館時間:午前9時~午後5時
年中無休
入館料:大人800円
〒400-1214 山梨県甲府市高成町1035-2
Tel.055-287-2511
ホームページ
5.山梨名物 ほうとう
昇仙峡ほうとう会館 山梨県甲府市猪狩町393
TEL055-287-2131
ほうとう会館
6.甲府鳥もつ煮
大人気のご当地B級グルメ。ほうとう会館でも味わう事ができる。
「甲府鳥もつ煮」(山梨県)

 (写真・文:山本英二)

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