連載 小さな旅 - 高幡不動

高幡不動

多摩随一の古刹
紫陽花の花咲く丘を巡る


7月7日まであじさいまつり開催

 高幡不動尊金剛寺は、関東を代表する古刹のひとつ。駅からも近いので、ちょっとしたお出かけにはもってこいだ。広い境内には室町時代から近代に至るまでに建立された数多くの歴史的建造物が建ち並び、仏像や工芸品、新選組関連の資料など、数々の重要文化財を所蔵している。
 京王線高幡不動駅の南口を出て、赤い門の建つ参道を進むと、室町時代に造られた仁王門が出迎えてくれる。門をくぐり正面に建つ不動堂は東京都最古の文化財建造物として、仁王門と併せて国の重要文化財に指定されている。ここに鎮座する不動明王像は関東三大不動のひとつだ。
 またここは、新選組・土方歳三の菩提寺で知られ、土方歳三の銅像、近藤勇・土方歳三両雄の碑や、土方歳三の位牌、更に奥殿では歳三の書簡等多くの新選組資料が展示されている。
 多摩丘陵の一角を占める寺院敷地内の不動ヶ丘は、豊かな緑が広がり、一年を通じて様々な花木を楽しめる。6月から7月にかけては、丘一面に色とりどりのあじさいが花開き、境内を華やかに彩る。山内八十八ヶ所には弘法大師像がまつられており、森林浴を兼てのお参りは約一時間。あじさいを愛でながら巡拝路コースを散策してみよう。

高幡不動尊金剛寺
 東京都日野市高幡733
 問合わせ : ℡042-591-0032
 交通 : 京王線高幡不動駅下車 徒歩3分
    または多摩都市モノレール線高幡不動駅下車 徒歩5分
 ホームページ

1.仁王門
国指定重要文化財

高幡不動尊金剛寺HP
2.不動堂
康永元年(1342年)山中より移建。
左に見えるのは平安時代初期の様式を模した美しい五重塔。塔高39.8m、総高45mの威容を誇る。

高幡不動尊金剛寺HP
3.土方歳三像
平成7年に建立された
土方歳三は、近藤勇らと共に上洛、新選組副長として活躍した。慶応4年、負傷した近藤に代わり、新選組を指揮して鳥羽・伏見の地で戦った。
4.奥殿
千年ぶりの修復を終えた丈六不動三尊像を中心にたくさんの文化財を収蔵・展示。
拝観料300円、9時~16時、月曜休館

高幡不動尊金剛寺HP
5.弁天池
周辺は、土方歳三像や新選組両雄の碑が建ち、新選組における両者の事績を称えている。
6.7500株のあじさい
境内の南側には不動ヶ丘には、7500株ものあじさいが植生している。一株毎に微妙に異なる形や色を眺めていると、時間の経つのも忘れてしまう。

(写真・文:山本英二)

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