スペシャルインタビュー - 大場 久美子さん

スペシャルインタビュー 大場 久美子さん

 18歳の時に出演したドラマ「コメットさん」のヒロイン役で、一躍お茶の間の人気者になった大場久美子さん。バトン片手に魔法を使うキュートな姿を思い起こさせる愛くるしさは、今なおご健在。アイドルから本格派女優へと転身を遂げ、舞台やコンサートを中心に活動中の彼女に近況をお伺いしました。
身近な目標を立てチャレンジそしてクリア、
   その度に新しい発見があります
Profile 大場 久美子 (おおば くみこ)
1960年 埼玉県川口市出身
劇団の子役やCM時代を経て歌手デビュー。“一億人の妹”のキャッチフレーズでシングルアルバムを次々リリース。ゴールドレコード賞を二回受賞。代表作となったドラマ「コメットさん」に出演し、ブロマイドの売上が二年連続一位になるなど絶大な人気を誇る。女性アイドル初、日本武道館でコンサートを行う。現在は、女優業のかたわらボランティア活動や心理カウンセラー(日本推進カウンセラー協会 認定)の資格を取得し電話によるカウンセリングや全国で講演会もこなし、幅広く活躍中。
ブログ/大場久美子の心のエステカウンセリングルーム「ココ&わん太」 http://ameblo.jp/sinrispase/
――芸能界入りのきっかけは友達が応募した東映テレビのオーディションから
 オーディションを受けた時、初めて人前で演じる事の楽しさを知ったという。以来、舞台女優を目指し13歳から芝居を始めた。CM出演が決まった時に、たまたまプロデューサーの目に留まりCMソングを歌う事に! アイドルとしてのまさかの歌手デビューである。
 「ものを作る作業・段階が大好きなので、それがお芝居であったり歌であったり。『貴女は女優さんを目指している人なので、こんな風に表現して歌ってみて』と言うように、色んな方面からアドバイスを受け勉強させて頂きました。なので、LPの裏面は必ずミュージカルで台詞を言ったり芝居仕立てになっていたり。コンサートでも1部はオリジナルメドレーで、2部は必ずミュージカルでしたよ」
――代表作「コメットさん」で、爆発的な人気
 「その当時は今のようにCGがなかったので、ブルーバックといって青いバックの前で青い服を着ると透明人間になる、というような特撮の時代。空を飛ぶシーンも本当に吊られて飛んだり回ったり…。体を張って撮影していた時期ですね。撮影自体もハードで、結構怪我もしました。今でこそステージで歌手の方がワイヤーを使ってますが、私は既にコメットさんの時代に吊られて飛んでいましたねっ(笑)」
 当時、ブロマイドの売れ行きもダントツの1位。女性アイドル初の武道館コンサートを行うなどの活躍ぶり。でも自分自身は何ひとつ変わっていなかった、と笑顔で語る。
――20歳の初舞台から始まった女優人生
 歌手活動は、武道館公演を最後にきっぱり1年半で停止。日舞やタップなども習い始め、本格的に芝居の練習に取り組んだ。初舞台『京女』での思い出は、京都弁の長台詞。
 「台本が上がったのが舞台初日の4日前。本当に大変でしたね。でもまだ若くて記憶力の良い時で助かりました。白塗りも自分でしてましたよ(笑)。夢に向かってGO! 何でも挑戦してみたいという気持ちでしたね。そこからはもう舞台づけで、年間3本もこなすなど、夢中で突っ走ってました」
――ボランティア活動にも積極的に取り組む
 母親の影響で、小さい頃から自然にボランティア活動に目を向ける環境に育ったという。東日本大震災が起こった時、「自分に出来る事は何だろう」と考えていた矢先、テレビで動物の救助・保護(アニマルレスキュー)をしている一般社団法人UKC JAPANの活動が偶然目に留まった。神奈川県にある仮シェルターに隔離されている被災犬を一時的に預かるというボランティアに参加したのを機に、女優業の忙しさのかたわらUKC JAPANへの協力活動を行っている。
 「特別な何かではなく、今、自分の目の前にある小さな事から始めようという感じです。特に変わった事ではなく、それが芝居であったり歌であったりカウンセリングであったり。大元の考えは一緒です」
 現在自宅で、一時お預かりの被災犬が1匹・里親犬2匹・自分の飼っている犬2匹と、合わせて5匹と暮らしている。その他にも、自分の出来る範囲内で、カンボジアの難民を支援するボランティア活動にも参加している。60歳で他界した彼女の母親の血を受け継いでいるのだと語っていた。
――モデル体型のボディライン造りに挑戦
 昨年の10月から、某番組の力をかりて12キロのダイエットに成功。横のラインは、20センチ近くも細くなったという。自分なりの年齢・身長に合った理想のサイズにトライしている。
 「代謝が上がらないこの年齢で、短期間でここまでチャレンジ出来ると同年代の方々の励みになりますよね。ダイエットなんて夢のまた夢、と思っていたので夢がかなったという感じです。『ダイエット=健康』。ようは体質改善です。お年頃なので、汗がかけない・のぼせる・心拍数を上げる運動はできない…そんな中での挑戦だったので、それでも出来るという新しい発見です。今では、フットワークが良くなり、ハードなダンス系をショーに取り入れたり、水着売り場にも足を運んでみようかな、という感じです」
本誌読者へ向けてのメッセージを伺った。  「本当に出来ないのかと考えてみて『やってみれば出来るんだ!』という体験をしました。まずはトライしてみる事。遠い目標ではなく身近な目標を持つ。だから終わりがないんです。皆さんにも常に新しい事に挑戦して頂きたいですね」

 内面に熱いチャレンジ精神を持つ大場久美子さん。自らのパニック障害という症状を克服し、現在は心理カウンセラーとしても活躍の場を広げている。同年代の女性として多くの刺激を受けたインタビューでした。
 2014年6月
 (聞き手:高橋牧子 編集長:山本英二)

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