山中湖


ダイヤモンド富士
奇跡の瞬間に出会う
冬の山中湖

ダイヤモンド富士の聖地

太陽と富士山の山頂が重なる奇跡の瞬間。ダイヤモンド富士と呼ばれる現象の事で、山中湖では、秋から冬の日没時に観察することができる。山中湖は、標高約1000㍍と富士五湖の中で富士山に最も近く、かつ最大の湖。この山中湖から見られるダイヤモンド富士は、数ある場所の中でも一番との呼び声が高く、全国から多くのカメラマンがその瞬間を写真に収めようと訪れる。

気候が安定する2月が狙い目

山中湖周辺のダイヤモンド富士が見られるスポットは、10月中旬の「パノラマ台」から始まり、山中湖湖畔を東から西へぐるっと半周するように続き「花の都公園」までのルートを辿る。12月22日の冬至を境に折り返し、2月25日の「パノラマ台」へ戻るまでの約4ヶ月間も、気象条件さえ良ければどこかでは必ず見られるはずだ。また風がなく、湖面がフラットな状態であれば、湖面に映るダイヤモンド富士も一緒に見られるかもしれない。通称「ダブルダイヤモンド富士」と呼ばれ、当に奇跡の中の奇跡の瞬間だ。
山中湖は高地なので、防寒対策はしっかりと。裸眼での観察は目を傷めるので、日食用のグラスや濃い色の下敷きなどを忘れずに準備したい。

ダイヤモンド富士が見れる時期とスポット

①花の都公園
 11月末~1月中旬まで
 15時23分~15時46分頃
②梁尻
 1月26日  15時55分頃
③大池浜
 1月30日  16時3分頃
④長池湖畔2(親水公園付近)
 2月5日  16時13分頃
⑤長池湖畔1ママの森下
 2月8日  16時19分頃
⑥平野湖畔2
 2月12日  16時30分頃
⑦平野湖畔1
 2月16日  16時33分頃
⑧旭日丘湖岸
 2月22日  16時35分頃
⑨パノラマ台付近
 2月25日  16時50分頃

観測の後は、山中湖にある2つの温泉でホッと一息

ダイヤモンド富士の観察のあとの冷えた体を温めてくれるのは温泉。山中湖には「石割の湯」と「紅富士の湯」の2つの日帰り温泉施設があり、どちらも美肌効果が高いと言われる高アルカリの泉質だ。
「石割の湯」は、石割山の麓にあり、木の香り漂う木造のドーム形式の建物が特徴。「紅富士の湯」は、12月1日にリニューアルオープンしたばかりの大型施設で、お食事処やリラクゼーションルームを備えるなど、施設が充実。また12月から2月にかけての土・日・祝日は、朝6時からの早朝営業、「紅富士冬まつり 」が開催される。この施設の名称にもなった、富士山に積もった雪が朝焼けに染まる「紅富士」を眺めながらお湯に浸かることができる。 
山中湖の冬の楽しみは、ワカサギ釣りやコブハクチョウ・水鳥の観察など他にも沢山ある。冬の寒さは厳しいが、それ故に凛とした美しい自然を味わうことができるのだ。

山中湖温泉 紅富士の湯

山梨県南都留郡山中湖村山中865-776
TEL:0555-20-2700
営業時間:10:00~21:00(最終受付 20:30)
休:毎週火曜日(7~9月及び祝日は除く)
入浴料:大人800円、学生600円、小学生300円、
小学生未満無料 岩盤浴(40分)700円
リラクゼーションルーム新設
くつろぎ空間を充実
ホームページ
紅富士の湯の露天風呂から望む紅富士
山中湖平野温泉 石割の湯
山梨県南都留郡山中湖村平野1450
TEL:0555-20-3355
営業時間:10:00~21:00(最終受付 20:30)
休:毎週木曜日(7~8月及び祝日は除く)
入浴料:大人800円、学生600円、小学生300円、小学生未満無料
ホームページ

大人も子供も楽しめる!2016山中湖 富士山雪まつり

期間:1/22(金)~2/28(日)場所:山中湖交流プラザきらら 入場無料
 山中湖交流プラザ「きらら」では、この冬雪と触れ合えるイベント「2016 山中湖 富士山 雪まつり」を開催します。そり遊びやスノーラフティング・すべり台・雪だるまづくりなどで「雪遊び体験」できます。山中湖の冬を体験してみてはいかがですか?
 会場内では、あたたかい飲食も販売。期間中はアイスキャンドルフェスティバルも開催され、幻想的な世界を楽しむこともできます。

そり遊び 雪遊び

アイスキャンドルフェスティバル
■アイスキャンドル点火と冬花火
2月13日(土) 場所:平野ちびっ子広場
点灯式:17:30~ 式典終了後花火打上予定
2月20日(土) 場所:山中湖交流プラザ「きらら」
点灯式:17:30~ 式典終了後花火打上予定

2/13(土)・2/20(土)に開催 アイスキャンドル&冬花火
湖畔が幻想的な雰囲気に包まれます。(点灯式17:30~)

■問い合わせ:
 2016山中湖 富士山雪まつり実行委員会 TEL.0555-62-3100(山中湖観光協会)
 ホームページ

※天候等の理由により、イベントの内容が変更もしくは中止になる可能性が
 ございますのでご了承ください。

 (写真・文:山本英二)