石神井公園

都会で出会う原始の武蔵野の自然

原始の武蔵野の自然に出会える石神井公園

 西武池袋線「石神井公園駅」から歩いて7分。都会の中に奇跡のように存在する、石神井公園は、石神井池、三宝寺池の二つの池から成る。三宝寺池は古来より、武蔵野台地からの地下水が湧き出る池として存在していた。江戸時代以前の東京は、荒川や多摩川と同様、利根川が東京湾に注ぎ、広大な湿地帯を形成していたという。三宝寺池にはそんな太古の東京を思わせる沼沢植物群落がある。冬には、オナガガモ、などの水鳥が飛来し、カイツブリやカワセミの姿も。23区内にある公園とは思えない豊かな自然と出会える場所だ。池と周りを覆う木々も、四季折々美しい姿を見せてくれる。
石神井池は三宝寺池とは対照的な、都市の中の公園といった趣。ボートが浮かび、岸にはジョギングする人、釣り人、模型船を浮かべる人ありと、思い思いに過ごす人々でにぎわっていた

1.アオサギ
三宝寺池にある浮島に飛来したアオサギ
2.周遊木道
三宝寺を周遊できる木道
歩いて30分程で一周できる。
3.石神井池
模型船を浮かべる人で賑わう
4.ちひろ美術館・東京
ちひろ美術館・東京
東京都練馬区下石神井4-7-2
TEL:03-3995-0612
交通 : 西武新宿線上井草駅下車徒歩7分
入館料 : 高校生以下無料、大人800円
開館時間 : 10:00~17:00
休館日 : 月曜日(冬期休館、臨時休館あり)
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5.ちひろ美術館・東京の中庭
ちひろが愛し育てた草花や樹木が植えられた
「ちひろの庭」

(写真・文:山本英二)