大宮盆栽美術館

名品盆栽の聖地
世界で初めての
公立盆栽美術館

さいたま市大宮盆栽美術館
さいたま市北区土呂町2-24-3
電話 : 048-780-2091
URL : http://www.bonsai-art-museum.jp
開館時間:( 3~10月)9:00~16:30(11~2月)9:00~16:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日 :
木曜日(祝日は開館)
年末年始、臨時休館日あり
観覧料 :
一般 300円
高大生・65歳以上 150円
小中学生 100円
交通 :
JR宇都宮線「土呂駅」下車 東口より徒歩5分
東武アーバンパークライン(野田線)「大宮公園駅」より徒歩10分

世界の盆栽愛好家が注目
大宮駅から2駅、大宮公園駅のほど近くは大宮盆栽村と呼ばれ、6つの盆栽園が点在している。その歴史は、かつて東京の千駄木周辺に住んでいた盆栽職人達が、関東大震災で壊滅した東京を逃れ、盆栽に適した土壌を求め移り住んだ事に始まった。現在でも名品盆栽の聖地として、日本だけでなく世界各国から多くの愛好家が訪れる。
ここは2010年に開館した世界初の公立盆栽美術館。歴史や文化、技の奥深さを広める目的もあり、その展示内容は見所満載。盆栽だけではなく、歴史資料や浮世絵を展示している他、ミュージアムショップも併設している。落ち着いた雰囲気の中で、人間の手技と樹木の命が感じられる盆栽の美の世界を存分に体験できる。
盆栽を鑑賞するには、盆器の中に凝縮された大自然の情景をイメージするのが大切。全体の姿だけではなく、根・茎・枝・葉という各部分にも見所がある。先ず樹木の強い生命力が表れている根の張り具合を見よう。根元から最初の枝までの幹は「立ち上がり」と呼ばれ盆栽の見どころの一つだ。歳月がたった松や真柏は幹や枝の一部が枯れ、そのままの形を残している。その白い肌の幹と緑色の葉のコントラストの美しさにも注目したい。
周辺は大宮公園をはじめ、盆栽レストランやカフェ、ギャラリー、アンティークショップ等もあるので、合わせて散策するのもお勧めだ

清香園(せいこうえん)
盆栽村の盆栽園の一つ。盆栽教室開催中。
さいたま市北区盆栽町268
TEL:0120-464-870
営/9:00~17:00(入場無料) 休/木曜日
https://www.seikouen.cc/index.html
大宮盆栽美術館外観
和風の邸宅のような佇まい
座敷飾り 行の間 
(大宮盆栽美術館)
推定樹齢1000年の蝦夷松
(大宮盆栽美術館)
盆栽庭園
(大宮盆栽美術館)
盆栽レストラン大宮
盆栽美術館の直ぐ近く。昔懐かしいナポリタンが人気。
さいたま市北区土呂町2-6-8
TEL:048-627-6095
営/11:00~17:00 休/木曜日
http://www.bonsairestaurant.jp/

(写真・文:山本英二)