小さな旅58 両国

日本文化の魅力が満載
歴史と相撲の街


両国国技館
東京都墨田区横網1-3-28 ℡ 03-3623-5111
相撲博物館(両国国技館内) 入場無料
開館/9:30~16:30 休館/土・日・祝日休
※本場所開催中の見学は相撲入場券のある人のみ

江戸文化の中心地

江戸の庶民文化が花開いた街として賑わってきた「両国」。駅周辺に限っても見どころが多く、手軽に歩いて散策できるエリアとしてお勧めしたい。
「両国・江戸NOREN」は、両国駅旧駅舎を活用した商業施設で、原寸大の土俵がお出迎え。「粋な江戸の食文化を楽しむ」をコンセプトに、個性的な和食店が集まる。年3回大相撲本場所が開催される「両国国技館」。安定感のある外観は両国の象徴だ。その中にある相撲博物館は、相撲に関するさまざまな資料を収蔵・展示。相撲ファンならずとも必見だ。
巨大な建物が中空に浮かぶ「江戸東京博物館」。江戸の歴史や文化を体感できると人気を博していたが、残念な事に今年の4月から4年間の休館予定。行ったことがないという人はお早めに。印象派の画家達にも大きな影響を与え、海外で最も知られる絵師、葛飾北斎。「すみだ北斎美術館」は、この地で生涯のほとんどを過ごした北斎の作品を展示。作品に取り組む北斎の情熱が伝わってくる。
癒しのスポットとして親しまれている「旧安田庭園」は、潮入り回遊式庭園として整備された大名庭園。現在は人工的に水位の干満が再現されている。
この街は、関東大震災、そして東京大空と2度にわたり焦土と化した。「横綱町公園」は、関東大震災の被災者を忌慰するために追悼式を行った場所で、記念碑や慰霊堂があり、復興記念館には震災や戦災に関する資料が展示。当時の人々の復興への努力を想い、平和の尊さを感じながら歩きたい。


①東京都江戸東京博物館
休館期間/令和4年4月1日~令和7年度中(予定)
②‐両国‐ 江戸NOREN 墨田区横網1-3-20
営/10:00~23:30 ※店舗により異なる
③すみだ北斎美術館 墨田区亀沢2-7-2
開館/9:30~17:30  休館/月曜日
観覧料金/一般:400円(団体320円)
高校生、大学生、専門学校生、65歳以上:300円(団体240円)
④旧安田庭園 墨田区横網1-12-1 入園無料
開園/1~5・9~12月 9:00~16:30
6~8月 9:00~18:00
⑤横綱町公園 墨田区横網2-3-25
「東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑」
⑥横綱町公園 東京都復興記念館 入場無料
開館/9:00~17:00 休館/月曜日