ロンとヤス
昭和の歴史を彩った日米首脳会談の地
日の出山荘 中曽根康弘・ロナルドレーガン日米首脳会談記念館
東京都西多摩郡日の出町大久野5270番地 ℡ 042-597-7323
開館時間／10:00～15:30（入館受付は15:00まで）
休館日／月、火（祝日の場合は翌日または翌々日）および年末年始
入場料／一般300円、65歳以上200円、高校生200円、小・中学生100円
駐車場／あり 交通／圏央道日の出ＩＣから車で15分
中曽根康弘元総理の別荘
昨年11月、１０１歳で大往生を遂げた中曽根康弘元首相の別荘だった「日の出山荘」。平成18年に氏より日の出町へ寄贈され、平成19年から一般公開されている。
１９８３年（昭和58年）、当時の中曽根康弘首相とロナルド・レーガンアメリカ合衆国大統領との首脳会談会場として使用された。その「ロン・ヤス会談」の様子は、全世界に外電として流され、全国民の注目を浴びた。現役の米国大統領訪問とあって３６００人もの警官による警備が行われ、沿道では町民が星条旗と日の丸の小旗を持って迎えたという。また、平成４年には、ゴルバチョフ元ソビエト連邦大統領が、他には全斗煥元大韓民国大統領、歴代駐日アメリカ合衆国大使などが招かれていて、東西冷戦終了時期の歴史の舞台となった。
日の出山荘は、青雲堂・天心亭・書院の3棟からなり、敷地面積は約2万5000㎡。青雲堂、天心亭が日米首脳会談で使用された建物で、当時の様子がパネルで展示されているので、懐かしく当時を振り返る事ができる。書院は、平成になってから建てられた立派な鉄筋コンクリート造の建物で、資料館として、氏の書や当時の外交の様子がわかる資料が展示されている。
ここまで来たなら、日帰り温泉施設「生涯青春の湯つるつる温泉」へ立ち寄ろう。温泉名の由来ともなった、アルカリ性のつるつるした感触の湯は、美肌の湯として人気だ。
①青雲堂
ここで中曽根、レーガン両夫妻が食事をともにした。
②天心亭
日米首脳会談が行われた。ここから、中曽根・レーガン両氏が庭を眺める写真が有名だ。
③天心亭内部
④書院外観
⑤書院内部
資料館として利用されている。
⑥生涯青春の湯つるつる温泉
東京都西多摩郡日の出町大字大久野4718番地
℡042-597-1126
営／１０：００～２０：００ （最終受付１９：００まで）
入 館 料／大人（中学生以上）860円（３時間）
小学生430円 未就学児無料