目白台界隈

桜と雲海の奇跡のコラボ
緑深い都会のオアシス

雲海と桜のコラボが楽しめるホテル椿山荘東京の庭園
ホテル椿山荘東京 東京都文京区関口2丁目10-8
℡03-3943-1111 交通/東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」1a出口徒歩約10分

歴史薫る庭園や建物が点在

目白台とは、神田川から北側に見上げる台地の総称で、武蔵野台地の東縁部にあたる。江戸時代には武家屋敷が立ち並んでいたこともあり、歴史や文化が薫る庭園や建物が点在。緑深く水豊かで、東京のオアシスと言ってもいいエリアとなっている。
この界隈を代表するのが「ホテル椿山荘(ちんざんそう)東京」。南北朝時代から椿が自生する景勝地として「つばきやま」と呼ばれていたが、江戸時代は久留里藩黒田氏の下屋敷を経て、明治11年、山縣有朋が私財を投じてこの地を購入。椿山荘と命名した。大正、昭和、平成、そして現在へと受け継がれた広大な庭園は、このホテルを利用する人の楽しみのひとつとなっている。池・築山・曲水の沢飛びを渡り、樹林地へと移り変わる景色を眺めて一回りするという趣向の回遊式庭園となっていて、国の有形文化財の三重塔や茶室、史跡もある。春には、約20種100本の桜が順に咲き競い、雲海の演出も行われる。そのコラボはまさに春の絶景だ。
ここに来たなら立ち寄りたいスポットを3つ。松尾芭蕉が、神田上水の治水工事に携わった際、住んだと言われる「関口芭蕉庵」。熊本藩主、細川家の下屋敷跡にあり、細川家伝来の文化財を展示公開している美術館「永青文庫」。鳩山一郎の邸宅を記念館として一般に公開している「鳩山会館」。ステンドグラスを配した英国風の建物とバラの庭園は一見の価値有りだ。

①初夏にはホタルも飛び交うホテル椿山荘東京の庭園
②ホテル椿山荘東京のガーデンビューの客室
③神田川沿いの桜並木 桜の散る時期の花筏も見事
④関口芭蕉庵
 東京都文京区関口2-11-3 ℡03-3941-1145
 開園/10:00~16:30 休/月・火曜日、年末・年始 入園料/無料 
⑤永青文庫
 東京都文京区目白台1-1-1 ℡03-3941-0850
 開館時間/10:00~16:30 休/月曜日
 入館料/1,000円、800円(シニア)、500円(大学・高校生)
⑥鳩山会館
 東京都文京区音羽1-7-1 ℡03-5976-2800
 開館時間/10:00~16:00 休/月曜日
 入館料/600円、500円(65歳以上)、400円(学生)、300円(小中学生)