入間川の清流と自然豊かな山々
絶好のハイキングエリア
市街地から歩いて行けるハイキングコース
奥武蔵の入口に位置し、入間川の清流が流れ、緑豊かな山々に囲まれている飯能市。中心市街地から歩ける範囲で行ける絶好のハイキングスポットが数多く存在する。
吾妻峡は、住宅地からほど近いにもかかわらず、山奥に流れる渓流のような様相のほぼ手つかずの自然渓谷。両川岸はうっそうとした森に囲まれ、まるで別世界だ。「ドレミファ橋」という名の飛び石でできた橋の周辺は、吾妻峡の探索の絶好スポット。奇岩や変化に富んだ川の流れがあり、絵のような渓谷美を見せている。夏の時期は、深い緑の木陰と峡谷を流れる涼やかな風で、涼を求めるには最適だ。ドレミファ橋は増水時には、渡渉できないのでご注意を。
吾妻峡を挟んで北側と南側には、標高は低いながらも展望も良く、変化に富んだハイキングが楽しめる山々がある。北側にあるのが、天覧山と多峯主山(とうのすやま)だ。天覧山山頂直下の岩場には、徳川五代将軍綱吉の病気平癒の報恩感謝として綱吉生母桂昌院から寄進された「十六羅漢」がある。また、多峯主山には、山頂直下には涸れることがないとう「雨乞い池」あり、途中には義経の母・常磐御前にまつわる見返り坂、よし竹の伝説が残っている。
展覧山の麓は、庭園が素晴らしい古刹「能仁寺」や、発酵食品のテーマパーク「OH!!!〜発酵、健康、食の魔法!!!〜」があるので、一緒に訪れたい。
吾妻峡の南側にある龍崖山(りゅうがいさん)と柏木山は、天覧山と多峯主に比べてあまり知られていないが、手軽に登ることができる魅力的な山だ。古くはお城があったとされる龍崖山は、麓の八耳堂から20分程度。急坂で息が切れるが、それに見合う360度の素晴らしい眺望が待っている。
柏木山は、最近までガイドブックに載っていなかった山だが、眺望の良さがSNSによって拡散し、あっと言う間に人気の山になった。地元の熱心な有志によって整備されていて、山頂には手作りの椅子やテーブルが設置されている。国の特別天然記念物のニホンカモシカが多く生息しているので、運が良ければ出会う事ができるだろう。
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