小さな旅71 古代蓮の里

古代蓮の里
所在地/埼玉県行田市大字小針2375番地1
℡048-559-0770
交通/JR高崎線「行田」駅東口から行田市市内循環バス
観光拠点循環コース 古代蓮の里で下車
7月28日までの土・日・祝日はJR行田駅より無料シャトルバスが運行
車:関越自動車道東松山ICより約18㎞約40分
圏央道より白岡菖蒲ICより約18㎞約35分
駐車料金:6/22(土)~8/18(日)500円(普通車)
中・大型自動車1,500円 8/19(月)以降は無料
写真は6/22の最盛期の様子

悠久の眠りから目覚めた古代蓮

関東平野の真ん中にある蓮の名所

関東平野のほぼ中央に位置する埼玉県行田市。北は利根川、南は荒川が流れる肥沃な土地に恵まれ、古くから人の営みがあった。埼玉県名発祥の地とされる「埼玉(さきたま)古墳群」を有していて、関東を代表する蓮の名所「古代蓮の里」は、埼玉古墳群から東へ約2㎞。6月中旬から8月上旬にかけ約12万株の蓮が蓮池一面に咲き競う。
この蓮は、原始的な形態を持つ1400年から3000年前の蓮で、古代蓮の里にほど近い公共施設建設の工事の際に、長年地中深く埋もれていた種子が偶然に発芽し、池に開花しているのが発見されたものだ。この古代蓮(行田蓮)は、花弁の色がピンクで、大きく色が濃いのが特徴で、一輪の開花期間は4日間。ここには4つの蓮池があり、散策道からは、神秘的な美しさを称える花を間近で観察できるようになっている。
また園内の古代蓮会館では、蓮に関する様々な資料や、行田市の自然が展示されている。地上50メートルの展望室からは、関東平野の大パノラマを望め、7月中旬から10月中旬にかけては、2015年にギネス世界記録に認定された「世界最大の田んぼアート」も見ることができる。毎年多数のボランティアが参加して田植えが行われており、年毎に趣向を凝らした絵柄が好評だ。今年のテーマは「能登復興祈願」となっている。 今年は例年に比べ開花のペースが早いので見学はお早めに。花が開くのは早朝で、午前中には閉じてしまうので早起きして出かけよう。

①古代蓮会館
【蓮の最盛期】 2024年6月22日(土)~7月28日(日)
7:00~16:30(受付は16:00まで)
【蓮の後期】 2024年7月29日(月)~8月18日(日)
8:00~16:30(受付は16:00まで)
【田んぼアート】2024年8月19日(月)~9月1日(日)
8:00~16:30(受付は16:00まで)
入館料:大人400円/小人200円
※駐車場有料利用者には割引有
②古代蓮会館では、蓮に関する様々な知識が得られる
③古代蓮会館からからは、関東平野の360度の大パノラマが楽しめる
④行田蓮(古代蓮)以外にも、世界の様々な種類の蓮も見ることができる
⑤2021年の田んぼアート。テーマ「田んぼに甦るジャポニスム~浮世絵と歌舞伎~」(写真提供行田市)
⑥2024年の田んぼアート(生育途中6/22撮影)